右腕の痺れ
60代・男性・会社役員
♦来院時の症状♦
4ヶ月前から原因不明の右腕の痺れ。病院では首の関節の間が狭くなり腕の痺れを起こしていると診断を受けた。
顎を引いたり、首を右に倒すと痺れが起こり、左に倒すと痺れは消える。
♦検査結果♦
姿勢が首が右に傾き、猫背、首を屈曲、伸展、右側屈で右前腕部へ痺れ、右前斜角筋に圧痛と緊張がみられ押すと痺れが起こる。反対の斜角筋にも同様に緊張がみられた。左斜角筋の機能低下により右斜角筋の負担が増し緊張している。
♦施術内容♦
首は骨に変形がある為、緩やかに矯正を行い機能の改善を行う。
左斜角筋の機能改善を行い、右斜角筋の緊張を緩めていく。
♦経過報告♦
2回目来院時に症状の軽減がみられた。痛みの部位が変わり肩に違和感、その部位(肩甲挙筋)を押すと痺れが起こる。
4回目来院時に首を回しても痺れは出なくなる。顎を引くと痺れが出る。
6回目来院時には顎を引いても痺れは起こらなくなった。
現在は2週間に1度メンテナンスで来院。天候や仕事が忙しくなると時々痺れは出るが、気にならない程度の状態が続いている。
♦担当者のコメント♦
首の骨の変形と筋肉の緊張どちらが痺れの原因なのかは施術しないと分かりません。今回のケースの様に首の骨に変形があっても、バランスを整える事で改善するケースもあります。痺れの場合、問題が1ヶ所ではなく施術をしていくと他の部位にも症状が出てくる傾向にあり、発症から放置している期間が長いと回復が遅くなる傾向があります。今回は発症から4ヶ月という事を考えると早く改善した様に思います。