右踵の痛み(足底筋膜炎)
50代・女性・自営業
♦来院時の症状♦
右踵の前内側付近が痛く、歩くと痛いので、右踵をついて歩けない。
最初は、4週間前に山歩きに行ったとき、右ふくらはぎに筋肉痛のような痛みと右の踵に違和感があった。その2週間後、旅行先で半日程歩いていたら右踵が痛くなり歩けなくなってしまった。その後、整形外科で、MRIを撮って右側足底筋膜炎と診断され、湿布・飲み薬・超音波・低周波などの治療を受けた。
♦検査結果♦
立位で、左側重心、右足底アーチの減少、少し前傾姿勢であった。骨盤・下部腰椎・右踵骨の機能異常、右股関節の外・内側の筋(中殿筋・大腿筋膜張筋・内転筋群)・右太もも後面の筋(ハムストリング)・右ふくらはぎ後面の筋(後脛骨筋)の機能低下、右足底筋膜の圧痛が確認された。痛みは、骨盤周辺の関節・筋の機能的問題から、右足底アーチが減少し、右足底筋膜に負担がかかり炎症を起こしていた。
♦施術内容♦
骨盤周辺の関節・筋に対して機能が改善するように施術を行った。矯正後、右踵骨の機能的問題も改善されていたため、右足底筋膜の圧痛が軽減するように施術を行った。
♦経過報告♦
2回目(3日後)来院時、施術後、痛みが軽減していたが、前日、忙しく動いていたら痛みが出るようになってしまった。3回目(2回目から4日後)の来院時、痛みはなく、骨盤周辺の関節・筋の機能的問題、右足底筋膜の圧痛も改善していたため、身体の全体的なメンテナンスを行った。4回目(3回目から11日後)の来院時、仕事も復帰し、よく動いたが痛みはでなかった。検査を行ったが、特に、異常は確認できず、身体の全体的なメンテナンスを行い、以後、様子を見ることとなった。
♦担当者コメント♦
比較的、仕事にも、早く復帰できうれしく思います。それ以降、来院されておりませんので、その後の経過はわかりませんが、歩けなくなる前は、朝晩、ご夫婦で仲良くウォーキングしたり、時々、旅行を楽しんでおられたので、活発的に行動されておられることと思われます。