スキーでの転倒による尾骨周辺の痛み
50代・男性・会社員
♦来院時の症状♦
10年前にスキーで転倒して、尻もちを着いた時に尾骨を骨折。
1年前から症状が再発、座っている時や仰向けで寝ていると尾骨付近が痛くなる。背筋を真っ直ぐにして座っていると痛みは出ないが、最近はその姿勢でも痛みが出るようになった。
以前は鍼治療を受けていたが1年ほど受けていない。治療を受けると2週間くらい痛みは軽減する。
♦検査結果♦
姿勢:ストレートネック 腰椎前弯が強い(立位) 骨盤後傾(座位)
触診:尾骨と大殿筋の尾骨付着部(尾骨後外側)に痛み
筋肉:左右腸腰筋、右大腿二頭筋、右広背筋の機能低下が確認された
関節:仙尾関節、仙腸関節、腰椎の機能障害が確認された
♦施術内容♦
仙尾関節、仙腸関節、腰椎に対して機能が改善するよう施術を行う
筋力低下を起こしている筋肉を改善させる
♦経過報告♦
初回終了後:身体が全体的に軽く施術中に仰向けで寝ていても尾骨に痛みはない
2回目来院時:痛みは軽減している。車の運転の時に少し痛みがある
3回目来院時:車の運転以外は余り気にならない
4回目来院時:日常生活では痛みは感じなくなった
♦担当者のコメント♦
骨盤が後傾した状態で座るっていると、尾骨が圧迫され痛みを起こす原因になります。正しい姿勢で座ると坐骨で身体を支え、尾骨には余り負担が生じません。姿勢の改善と車の運転の際にクッションを使い、骨盤の後傾を防ぐ事で改善されました。