STEP.1 カイロって何?

皆さんは、カイロプラクティックと聞いて、何を連想しますか?
「ボキボキ鳴らすのがカイロプラクティックだ。」、「整体みたいなものだよ。」「すごく怖そう。」など、イメージは色々あると思います。しかし、皆さん共 通しているのは、カイロプラクティックについて、言葉は聞くけれど、よくわからないというのが、ほとんどでしょう。
カイロプラクティックは、“身体の筋骨格系と神経系の機能に着目し、その機能を正常化する。”ことにあります。
とは言ってみても、筋骨格系の機能は人間の目で見ることが可能ですが、神経系の機能は、人間の目でみることはできません。それが、カイロプラクティックを理解しづらくしているのです。
ここでは、カイロプラクティックの大きな特徴である神経系について、わかりやすく説明していきます。

STEP.2 神経系って、なに?

神経系1神経系とは、脳・脊髄※、そこから、枝分かれした神経の経路のことを言います。
わかりやすく例を上げて説明しましょう。
“目の前の、高い棚にある荷物を取る動作”を考えてみましょう。
このような簡単な動作を行うときでさえ、身体の中では、以下のような過程をとっているのです。

目で荷物を見ます。

目から脳に信号として送られる。

脳で、棚の上にある荷物を認識します。

脳から脊髄を通って、肩、腕、手の筋肉に「荷物を取れ。」という信号を送る。

肩、腕、手の筋肉を動かし、棚の上にある荷物を取る。

これら一連の信号の流れを、神経系と言います。

注:脊髄とは、背骨の中心を通っている神経のこと

STEP.3 神経系の機能異常とは

神経系2“腕が上がりづらい状態で、高い棚の上にある荷物を取る動作”を例にあげて考えてみましょう。
どうして、腕が上がりづらいのか?
大きく分けて、2つ考えられます。
1.腕を天井に向かって上げる動作に対して、脳から腕への、神経系の信号がスムーズに送られない。
2.腕の痛みによって、痛みの信号が、脳に伝えられ、脳から腕への神経系の信号に悪影響を与えている。
1は脳から腕への、2は腕から脳への神経系の機能に問題があります。

神経系の機能異常とは、信号の流れが正常に行われない状態を言うのです。

STEP.4 神経系の機能異常は、単純レントゲン写真では判断できません!!

レントゲン写真(腰部)腰痛で、レントゲンを撮っても、“特に、背骨に異常はありませんね。”と言われることがあります。
痛みは、ほとんどのケースが、機能的な問題が原因なのです。
レントゲン写真では、構造的な異常(骨折、変形など)は写っても、機能的な異常は、写らないため、正確な痛みの判断ができないのです。
機能を“働き、動き”と考えてみてください。
写らないのが、よくわかると思います。

STEP.5 神経系の機能異常を、どのように調べるの?

筋力検査当センターでは、神経系の機能異常を、治療を受けている人(お客様)の“筋力の入り方の有無”で調べます。
通常、お客様が、ご自身の機能異常の場所に触れることで、筋力が入りにくくなります。

お客様から治療中に言われることがあります。
「悪いところを触ると、力が入らなくなるから不思議ですね。」って・・・

STEP.6 神経系の機能が筋肉に及ぼす影響とは  ~正常な筋肉って、どんな筋肉?~

筋肉(硬い)“正常な筋肉とは、脳からの信号に対して、正確にスイッチのON、OFFが行える筋肉のことを言います。”
スイッチONとは、脳からの信号によって、“筋肉が収縮(縮む)した状態”で、逆に、OFFとは、脳からの信号がなく、“筋肉が弛緩(ゆるんだ)した状態”であります。例をあげてみましょう。
マッサージで、「肩が、すごく凝っていますね。」と言われることがあります。
皆さんは、肩の筋肉の状態がわからなくても、
「あー、そこが、硬いのだな。」
と、思うでしょう。
“硬い”
そうです。
多くの肩こりは、筋肉が収縮しすぎているのです。
“収縮しすぎ”とは、脳からの過剰な信号により、筋肉は働きすぎています。
収縮しすぎの状態では、脳からの信号がないときでも、筋肉は、収縮したままなのです。
筋肉は、収縮した状態が続けば、血流障害を起こし、その結果、疲労となります。肩こりの状態とは、神経系の機能異常が、筋肉に悪影響を起こしているのです。

STEP.7 神経系の機能が背骨に及ぼす影響とは ~背骨が、まっすぐになる原理~

背中の筋肉立った姿勢を考えてください。
姿勢を維持するためには、3つの要素が必要です。
1. 身体を重力から支えるための骨(背骨)
2. 骨と骨をつなげている筋肉や靱帯
3. 筋肉に伸縮の信号を送る神経

立った状態では、常に、脳から神経系を介して筋肉に信号を送り、背骨を支え、姿勢を維持しています。
もし、神経系に異常があれば、背骨周辺の筋肉の長さが変わります。
その結果、背骨は曲がってしまいます。

カイロプラクティックでは、“神経系”の機能を正常化することで、背骨周辺の“筋肉”のバランス(長さ)が整えられるため、“背骨”がまっすぐになるのです。

STEP.8 どんな症状に効果があるの?

神経系への効果カイロプラクティックでは、筋骨格系、神経系への効果を狙って、主に背骨・骨盤・筋肉群に適切な刺激を送ります。
背骨・骨盤・筋肉群は、神経系の機能に直結し、内分泌系、免疫系にも連動しています。よって、治療で、内分泌系、免疫系も前後して改善されていくのです。
ここでは、一般的にどんな症状に効果があるのか紹介します。

カイロプラクティックの適応症:
腰痛(ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛)、頭痛、頚部痛(肩こり、ムチ打ち症)、背中の痛み、側弯症、肩痛(四十肩、五十肩)、股関節痛、膝関節 痛、不良姿勢、その他の関節機能障害、腕のしびれ冷え、部分的な筋力低下、だるさ、やる気がでない、自律神経失調症、高低血圧症、不眠症、集中力減退、内 臓機能低下、動機息切れ、足のむくみ、生理痛、生理不順、便秘、手足の冷え、めまい、眼性疲労、アレルギー疾患など

カイロプラクティックの禁忌症:
骨折、感染症、癌など

治療中、お客様から、「・・・・・という症状の人がいるのだけど、カイロプラクティックで治療できるのですか?」と聞かれることがあります。
困った時は、迷わず電話で問い合わせてください。

STEP.9 カイロプラクティックを知りたければ“百聞は、一験に如かず”

カイロ体験“何度の聞くより、一度実際に見るほうがよくわかる”という意味の“百聞は一見に如かず”ということわざがあります。
カイロプラクティックをより知りたければ、このことわざの漢字一文字を変えて、 “百聞は、一験に如かず”とすると、最も合うような気がします。
“何度の聞くより、一度実際に体験するほうがよくわかる”という解釈になります。

「カイロプラクティックとは?」では、神経系について説明してきました。
やはり、もっと詳しくカイロプラクティックについて知りたいと思ったら、一度、本物の治療を受けることをお勧めします。そして、ご自分で体験してみてください。

当センターでは、治療効果を実感するお客様ほど、カイロプラクティックについてより興味を持って質問してきます。

ぜひ、当センターで、カイロプラクティックのすばらしさを実感してみてください。